1.920MHz帯マルチホップ無線くにまる®とは?
【1】920MHz帯無線とは?
- 920MHz帯は、従来の免許不要な無線周波数(2.4GHz/430MHz)と比べて、つながりやすい周波数帯です。
- 無線ユニットは、見通しで1kmの通信ができますので屋内外での比較的広い範囲でネットワークを構築できます。
- 送信の占有回避、データの衝突回避の仕組みが制度上で定められており、近接したネットワークからの影響を低減できます。障害物に強くビルの陰などにも届きやすい特長を備えています。
- 免許登録が不要であり電気通信事業者に支払う「通信費」は不要のため、コスト面で優れています。
- マルチホップ無線とは、複数の無線通信装置を経由して、バケツリレーのようにデータを伝送する方法で構築したネットワークです。
- 1台の親局で100台の子局を収容できるため、広いエリアの無線ネットワークをローコストで構築できます。
- 自動的に経路を選択・迂回して通信を行うため、障害に強く信頼性に優れています。
【2】マルチホップ無線とは
【3】くにまるネットワーク
2.システム構成例
「くにまる®」を用いたワイヤレスモニタリングシステム無線を利用してセンサ信号を収集する、構築が容易で経済的なワイヤレスシステムです。
少点数から多点数まで、配線の困難な離れた場所の信号も簡単にワイヤレスネットワークに取込めます。
さらに、インターネットに接続すればエリアを越えた遠隔モニタリングシステムが構築できます。
3.アプリケーション例
◆FA(ファクトリーオートメーション)
無人搬送車の遠隔操作、耐久試験装置の遠隔異常通報、運搬用モノレールのバッテリ監視、射出成形機の予知保全
無人搬送車の遠隔操作、耐久試験装置の遠隔異常通報、運搬用モノレールのバッテリ監視、射出成形機の予知保全